家づくりでゴキゲン!トップ >オール電化
いま普及しつつあるオール電化について考察してみました。個人的な感想が中心ですので、ご参考までに。 オール電化に対する詳しい話は、国連大学副学長の安井先生のサイトにあります。(参考サイトへ) オール電化のメリット 1.火を使わないので火事になりにくい コンロの火が衣類に燃え移って火事になったというような話を聞いたことがあります(特に冬場の厚着の季節に多いらしい。) IHクッキングヒーターなら炎が出ないので、このリスクが少ない。 2.電気とガスの併用よりも光熱費が安く済む 深夜電力を安く使えるタイプのオール電化契約を結ぶと、ガスも併用して使うよりも光熱費が安く済む場合が多いようです。 3.ガス工事の料金がかからない 建築時にガスをひく必要が無いので、そのぶんの建築費がかからないです。 4.工期が短く出来る ガスを引く工事がいらないため、建築時の工期を短く出来る。 5.電気温水器に常に貯湯がある 常に水(湯)が蓄えられている状態になるので、非常用の水としても使えて安心感がある。 オール電化のデメリット 1.健康への影響は本当に大丈夫なのか? IHで使われている電磁波の周波数は人体への影響はないと言われています。ただトンカツ個人としては、体質によっては影響を受ける人もいるんじゃないの?とやはりちょっと心配です・・・。 2.ライフラインがひとつに集中してしまう やはり電気がダメな時はガス、反対にガスがだめな時は電気、というふうにライフラインはわかれていたほうが良いように思います。ただ電気がだめな時はガスコンロを使えばいいんじゃない?という話もあるし、災害の時に一番復旧が遅いのはガスだから電気だけにしておいたほうがいいという考え方もあるとは思います。 3.オール電化の割引が今のままずっと続くかわからない メリットのほうでオール電化で深夜電力が安く使える契約を結べば光熱費が安く済む場合が多いらしいということを書きましたが、このオール電化に対する割引制度がいつまで存続するのか保証がありません。公共料金なのでいきなり倍に値上げということはなくても、割引制度がなくなってしまったら光熱費が上がってしまうことは避けられないと思われます。 4.火に対する感覚がズレる ネットで検索していてみかけたのですが、IHに慣れてしまうとガスコンロの火がボッとつくのが怖くなるという話がありました。大人でさえそうなのですから、子どもが火の無い生活に慣れてしまったらもっと火に対する感覚がズレてしまうのではないかな?とトンカツは心配です。火遊びをしない子どもに育っていいのかもしれませんが・・・。 またトンカツ自身の体験談なのですが、以前IHのクッキングセミナー?みたいなのに参加したことがあり、その時に調理後のIHコンロの上を触ってしまったお子さんがいたんです。調理後は当然熱くなっているのですが、炎が出ないので熱くないものと思ってしまったみたいです。この時も何だかちょっとIHに慣れきってしまうというのも怖いなぁと思いました。 5.電気温水器の中に水アカがたまりそうで心配 電気温水器の説明書によるとタンクの湯を排水することで掃除が出来るようになっているそうですが、本体そのものを開いてブラシでゴシゴシ洗うということはできないようです。長年使っているとどうなるんだろう?とちょっと不安・・・。 ただそれを言ったら水道管の中だってサビやら水アカやらはあるでしょーとも思うので、気にしすぎてもしょうがないという考え方もできます。 参考サイトなど 市民のための環境学ガイド 東京大学名誉教授、国連大学副学長の安井至先生のホームページ。 環境に関するテーマをA君・B君・C先生の問答形式でわかりやすく解説しています。 オール電化に関連する記事は下記の通りです。 ・2004年版記事「オール電化住宅を切る。エコプレミアム研究所」 ・2006年版記事「オール電化再考」 ・2006年版記事「給湯装置の理想形」 ・2006年版記事「給湯装置の選択法その1」 ・2006年版記事「給湯装置の選択法その2」 ※できるだけ表紙へリンクをということですので、リストから上記項目を探してください。
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