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バルコニーの屋根

なぜバルコニーの屋根がほしいと思ったか?

当初はバルコニーの床部分が1階の上に乗らないようにと間取りを考えていました。ところがこれではバルコニーの奥行きが半間までしか出せないとのこと。それ以上の場合は、バルコニーの角に支柱を立てるか、1階の上に乗せてバルコニーを支える建材を入れる必要があるといわれました。

支柱を入れようかとも思いましたが、見栄えが今ひとつなこと、その支柱をつかって2階に泥棒などが侵入しやすくなってしまうこと、カースペースとなる場所に支柱が立ってしまうと車の出し入れに支障が出そうなこと、を理由にやめました。(見栄えについては、ある住宅地で見た支柱に壁と同じ外壁材をはっている家はとてもカッコよかったです!)

そこで1階の上にバルコニーを乗せて、奥行きのある形状にすることにしました。でもそうなると心配なのが雨漏りです。多くの家で行われている工法なので大きな問題はないだろうと思うものの、やはり可能性としては捨て切れません。せめてその可能性を減らそうと思い、バルコニーの上に屋根をつけようと思ったわけです。またバルコニーに射す紫外線が少ないほうがバルコニーの劣化も遅くすることができるでしょう。


バルコニーの屋根の種類

バルコニーに屋根がほしい場合の方法には、1つは軒の出を長くする方法、もう1つはポリカネート製(プラスチックちっくなもの)を付けるという方法があります。

当初はポリカネート製の屋根をつけようと思っていましたが、調べてみるとこれは完了検査前に付けてしまうと検査に通らないらしいということで、設計士さんにも確認したところその通りであるということがわかりました。
どうやら火事の際に燃えやすいということで、消防法にひっかかるらしいです。

そうするとポリカネート製のベランダ屋根をつけるとしたら後付けとなるわけで、どうもそれもめんどくさいし、耐久性も屋根材のほうがあるだろうなと考えて軒の出を長くしたほうがよさそうだと考えました。

ただ軒を出すとはいっても、寄棟の場合だと思います。切妻の場合は勾配がきついので、軒を出すとまるで壁のようになってしまうのでは?と想像します。とはいっても一部は寄棟、一部は切妻というふうに屋根の形状を部分的に変えている家もけっこうよく見かけますので、設計士さんに相談してみるとよいと思います。


バルコニーの上にかかる軒を出すか?出さないか?

いったんは軒を長くしようと考えたものの、いざとなると軒を出したら暗いのではないか?と心配になってきました。おそらくポリカネート製のほうが半透明なので採光はあるとは思うのですが、完了検査に通らないものをつけるのには抵抗がありました。

そうなるとやはり軒を出すしかないのですが、では実際に軒を出した状態にして住んでいる方はどのような感想を持っているのだろう?と考えてネットで検索してみました。まとめましたので、軒を出すか出さないかで迷っている方がいらっしゃいましたら見てみてください。

こちらにアップしたものは、WordファイルのものをPDF形式ファイルに変換してあります。
軒に関する参考意見のファイルを表示するのはこちらをクリックしてください。

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我が家の場合

いろいろと迷いましたが、結局は軒を出すことにしました。
当然軒がないよりも明るさは落ちるでしょうが、日がサンサンと部屋に入ってしまっても眩しくて落ち着かないという意見もありましたし、現在住んでいる集合住宅のバルコニーは上階のバルコニーが屋根がわりになっていて、まさしく軒が出ているような状態で何も問題ないからです。

そんな我が家が出した軒はバルコニーの手すりの真上くらいまでです。設計士さんから“手すり部分まで雨に濡れたくなければもうちょっと出しますか?”と聞かれたのですが、これ以上出すと家が重いかんじになってしまうのではと考えてやめました。

ちなみに軒を出すためにかかったオプション料金は、2.5坪分で125,000円です(坪/50,000円)。




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