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風呂(システムバス)

埼玉県民共済の標準仕様で用意されているシステムバスは、ヤマハ・INAX・TOTOの3社です(2007年7月にニッコーがTOTOに、YAHAMAのAGシリーズがEGシリーズに仕様変更になりました)。もちろんオプション料金で他社のものを入れることは可能ですが、我が家はこの中から選びました。

ヤマハ・INAX・ニッコーの比較

どの部分をみて決めるかというのは人それぞれかと思いますが、我が家は下記の部分をチェックして検討しました。

ヤマハ INAX TOTO
バスタブの形 フチに出っ張りあり フチに出っ張りアリ フチが斜めにカーブ
バスタブの中 出っ張りあり 出っ張りナシ 出っ張りナシ
バスタブのフタ ジャバラタイプ 3分割タイプ 2分割タイプ(断熱)
壁面部分 つなぎが目が少ない 一番多い つなぎ目が少ない
少し冷たい感じ 冷たさを感じない あまり冷たく感じない
シャワー 固定フック2ヶ所 縦長手すり内を移動可 縦長手すり内を移動可
写真
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バスタブ色プラン


設備


水栓金具部分


サウンドシャワー

バスタブ色プラン


浴槽サイズ別浴槽形状


シャワー部分


コントローラー

バスタブ色プラン


バスタブ


説明書き


水栓金具

[バスタブの形]
フチに出っ張りアリは、ヤマハとINAXが同じような感じにフチがカーブしているということです。ただヤマハのほうがカーブしている部分が少ないので、洗い場が少し広く感じるかも。ヤマハAGシリーズはストレートだったので、EGシリーズになって変わりました。
それに対してTOTOはカーブしているのではなく、斜めになっています。どのメーカーも浴槽に出入りする際に腰掛ける部分のあるタイプになりました。

ただこの出っ張りは洗い場をとても狭くしているように見えるのです。1.25坪あれば感じないと思うのですが、1坪タイプの場合は視覚的にYAMAHAとINAXはTOTOに比べて風呂場が狭い!という印象になります。

[バスタブの中]
ヤマハの出っ張りアリというのはハンドグリップというものが付いているということです。他の2社は浴槽内にこのようなものはついていません。

これに子どもが頭をぶつけそうなのが心配でヤマハはちょっとな〜と思ったのですが、設計士さんから「でも実際にお湯が入っていると浮力で立ちにくいということもあるし、ついていたほうが重宝すると思いますよ。」というアドバイスを受けました。まぁ子どもなんてすぐに大きくなっちゃうからいいのかな?と思いました。

ただ同様にこのハンドグリップ、希望すれば取り外しも可能な部品とのことです。(はずすことでオプション料金が発生するかどうかは不明)

[バスタブのフタ]
掃除をしやすそうなのは3分割もしくは2分割タイプのほうだなと思いました。ジャバラタイプって溝に汚れがつきやすくて、ちょっと掃除がしにくいんですよね^^; おまけに経年劣化で裂けてきちゃったりすることも。でもヤマハは普段の開閉にはジャバラタイプのほうがラクということで、この形を採用しているようです。

ちなみにINAXはサーモバス専用のフタが、TOTOは魔法瓶浴槽に対応した断熱タイプのフタが標準でつくそうです。

[壁面部分]
チェック項目の中でかなり重要視した部分です。やはりつなぎ目が多いとそこから汚れが付着しやすそうなのでなるべくないものをと考えました。この点はヤマハがいちばん少なかったように見えました。ただ新しく入ったTOTOもつなぎ目は少なめで、汚れを落としやすそうです。

[床]
素足で乗ってみていちばん全くヒヤッと感じなかったのがINAXです。床で選ぶならINAX!と思いました。足裏が冷えると人はその温度以上に冷たさを感じるものだそうなので、冬場を考えると床は少しでも冷たくないもののほうがよいとおもいます。
INAXのサーモフロア説明
※クリックすると少し大きくなります。

次に冷たくないのがTOTOで、その次がヤマハでした。TOTOとヤマハは“乾きやすさ”は強調しているものの、INAXのようにヒヤッとしないということは謳っていない床です。

ただどれも床面に溝がついているので乾きやすさはそんなに変わらないのかも知れないとは思いました。
とりあえず床を冷たく感じる時期になったら、浴室乾燥暖房機能を入浴前にオンして浴室内を温めておき、入ったらすぐに湯を床にまいて対処すれば何とかなるかな?と考えて床の温かさ妥協することにしました。

[断熱性の良さ]
INAXはサーモバス、TOTOは魔法瓶浴槽という名前で湯温を保つことをアピールしています。
お湯の温度は、どちらも“6時間で2度下がるだけ”だそうです。

それに対してヤマハは浴槽と浴室を保温するW保温という方式なのだそうです。つまり浴室も保温するので、一般的なジャバラ式の浴槽フタでも“5時間で2度下がるだけ”にできるのだとか。なるほどです。

数字的には6時間で2度下がるだけのほうが当然よいわけですが、家族の入浴時間がそれほどかわらないとかヤマハで付けられるその他のオプションが気に入ったなどの理由があるのであれば、5時間で2度なら許容範囲の差なのではないか?というのがトンカツの感想です。


トンカツの個人的考察

ヤマハは新しいEGシリーズになってサウンドシャワーという音響システムが標準装備になりました。音源は普通のCDプレイヤーやi-podなどでよいそうです。その他にヤマハの特徴としては、ミストサウナが他社のものより評判が良いらしく埼玉県民共済を通した場合には、専用イス付き\69,100でつけられるそうです。

ただ新しいEGシリーズになって旧タイプにはあった浴室内のランドリーパイプが見当たりません。まだついていないだけなのでしょうか?浴室乾燥機能があるのでランドリーパイプはぜひほしいものの一つです。

また水栓金具は旧タイプ同様に、標準タイプのままだと汚れがたまりやすそうな形です。オプションでビルトイン水栓をつけたほうがよいかも。

INAXはサーモバスのほか、何と言っても排水溝掃除がラクな“くるりんポイ”がいいですよね!以前は標準ではなかったそうですが、2007年9月くらいから標準でつくようになったそうです。それにINAXは床が冷たくないのがよいです。冬場は特にちがってくるだろうなと思います。

ただ1坪タイプだと浴槽形状の影響で洗い場がすごく狭い感じになってしまうんです。1.25坪タイプ以上ならもともと洗い場が大きいので気にならないと思うのですが・・・。

TOTOはINAX同様、湯温の下がりにくい魔法瓶浴槽、そしてなんといってもバスルームと壁の間にできるデッドスペースを最小限にすることで浴室内が従来よりタテ・ヨコ5cmずつ広がったという点がスゴイですね!埼玉県民共済のショールームで見るとホントに一目見て広いというのがわかります。

また水栓金具の形が、標準のものでも汚れがたまりにくそうな形状なのもいいです。INAXと同様に標準で断熱フロふたになるのもポイントですが、2分割のため開閉時はヨッコイショ!というかんじになるかもしれません。

以上のようなわけで・・・

音楽大好き!オプションでもいいからミストサウナをつけたい!と言う方はヤマハがオススメ。
1.25坪タイプなので洗い場の広さはそんなにシビアに考えなくてもOK!それよりも排水溝掃除が楽なほうが重要!という方はINAXがオススメ。
1坪タイプだから少しでも洗い場を広くしたい!水栓の形も重要!という方にはTOTOがオススメ。

とはいっても、個人個人で求めるものは様々だと思います。現物をみて、どの部分を重要視するかをリストアップして比較するのもよいかもしれません。あとは結局フィーリングということになるのでしょうか?


我が家のシステムバス

我が家のシステムバスはTOTOにしました。
惹かれたのは、なんといっても浴室が広く感じられる点がいちばんでした。一坪タイプの我が家の場合だと少しでも広いほうがよいのでは?と思ったからです。展示されていた明るいグリーン系の色も好みでした。

サーモ床も捨てがたかったのですが、INAXの浴槽だと一坪タイプの我が家の場合だとフチの形で洗い場が狭く感じてしまうため断念しました。

またオプションで追加したのは3枚引戸と手元スイッチシャワーです。水栓は標準のままでも掃除しやすそうなので、特に変更はしませんでした。



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