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24時間換気システム

建築基準法が改正され、平成15年7月1日から着工する建築物の全ての居室に24時間換気設備を設置しなければならなくなりました。理由はシックハウス症候群の予防のためということです。ホントか?という気もしますが、なんせ法律ですからつけないわけにはいきません^^;

埼玉県民共済住宅部で用意されている換気システム

標準で用意されているのが第3種24時間換気システムです。これは排気は機械で強制的に行い、給気は換気口で自然に行うという方式です。従来の普通の換気扇と同じ理屈ですね。

もうひとつ県民オプションで用意されているのが、第1種換気のMAXの全熱交換型24時間換気システムです。埼玉県民共済住宅部を通して入れると、1棟あたり本体2台の設置で80,000円(税込84,000円)で入れられるというから驚きです。ちなみに普通のHMでこのシステムをいれようとすると300,000円くらいはかかるようです。

↓ 県民オプションファイルに入っているMAXの全熱交換型24時間換気システムの説明書き
※クリックするともう少し大きくなります。
実物はカラーです。

県民オプションファイルは、カタログ類が陳列されて
いる書棚の左横にあるラックに入っています。


それぞれの特徴

【第3種換気】
イニシャルコスト(初期費用)が安く済み、ランニングコストも給気は換気口で自然に行うため第1種換気に比べて安く済むそうです。ただこの換気口から、夏は外の暑い空気を、冬は外の寒い空気を室内に入れてしまいやすいそうです。

そのため換気口を付ける場所を流入する熱気冷気を家人が感じにくい場所に配置するように建築計画することが必要とのこと。家具の配置や冷暖房計画も熟慮したほうが良いそうです。

埼玉県民共済住宅部の場合はこの24時間換気システムが標準で付いていますので、こちらを選べばオプション料金の請求が来ることはありません。

【第1種換気(全熱交換型)】
イニシャルコスト(初期費用)がかかるうえ、ランニングコストも排気給気ともに機械で行うことから2階建ての1戸建てで1,000円くらいはかかるようです。使用環境によって汚れ方が違うようですが、フィルター交換にもお金がかかります。

ただ外の熱い空気や寒い空気を室内温度に近づけて取り入れるため、外気温度の影響を受けにくいそうです。気になるのはダクト内が結露してカビが生える危険性があると言われていること。でも24時間換気ですから、運転し続けている限りは通風しているので結露も発生せず、カビが生えることはないと思いますが・・・。

カビが生えなくても汚れは溜まりそうだな〜とも思います。ダクト内がどういう状態なのかは、使用者側でチャックできないでしょうから心配です。


我が家の場合

埼玉県民共済ショールームでオプション商品のファイルを見ていたら、MAXの全熱交換型24時間換気システムが目に留まりました。ナント1階と2階に1台ずつの本体を入れて80,000円と書いてあります。外気清浄フィルター付で、80%の花粉をカットしてくれるとも!

しかしMAX?聞いたことないよ〜と思ったら、一部上場の会社なんですね^^; 失礼しました〜って感じです。あれ?ホッチキスで有名?そういえば「ホッチキスです。マックスです。」とか言うCMが過去にあったような・・・。

話は戻って、我が家は夫婦共に花粉症で、2月〜4月はスギ花粉、それを過ぎるとこんどはヒノキ花粉に悩まされます。これを入れればだいぶラクになるのではないか?と考えて導入することに決めました。空気清浄機もそれなりのものを買えば4〜5万円しますし、何台も買えば結構な金額になってしまいます。だったら80,000円で入れられるのだし試してみる価値があるのではないか?という考えです。

ただ気になるのはやはりダクト内にカビが生える可能性があると言う話。難しい話はよくわかりませんが、たしかに熱交換をする部分で温度差が生じ、結露してカビが生える原因になりかねないという説明はいかにもありそうに思います。ただエアコンと同じ理屈で考えれば、24時間365日稼動させていれば結露が発生しようもないかと。

なにしろ使ってみないことには何ともいえません。もし点検時にカビが生えているのがわかったら、洗浄してもらってその後は使用停止にすればいいんでしょうかね???そもそも以前の家には24時間換気システムなんてなかったわけですし、普通に換気だけを考えれば窓開けで問題ないような気もします(笑) といっても我が家の場合は花粉の季節が問題なのですが^^;

また設計士さんから「けっこう音がうるさいらしいのですがいいですか?」と聞かれました。そりゃ静かなほうがいいですが、音よりも花粉だよ〜という我が家はまぁいっかという感じです。ホント花粉のひどい時期って、マスクをして寝てもつらくて眠れないなんてことがあるんですよ(T_T)

ちなみに埼玉県民共済住宅部でこのMAXの全熱交換型24時間換気システムを入れたい場合は、設計士さんからMAXに依頼してもらい換気システムのプランニングをしてもらうことが必要です。しかしこのプランニングを見てビックリ!定価だと400,000円近くするんですね。ホントに80,000円で入れられるんでしょうか?!もしあとで追加請求きたら暴れてやる〜!


参考サイトなど

MAXのサイトはリンクフリーではないので検索してください^^; 
max・マックス・MAXのいづれでも一発トップで検索結果に出てきます。さすが一部上場企業!

[1] いろいろある!?「換気」の種類
All aboutの住まいの設備に関する記事。換気にはどんな種類があるのか?という基本から解説されています。

本気で家を建てる人のためのホームページ
東京の安藤建築事務所が運営するHP。“換気計画と設備計画を考えよう”のコーナーが参考になります。

ナカザワニュース 24時間換気における課題
住宅設備や木材などを手がける大阪の会社が発行した記事。第1種換気を第3種換気を比較しています。



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