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埼玉県民共済の標準仕様で用意されている外壁は、ALCとクボタ松下・ニチハ・東レ・トステムのサイディングです。ただALCといってもヘーベルハウスで外壁に使われているヘーベル板75mmとは違い、パワーボードと呼ばれる外壁材です。また標準品のサイディングは、厚さ16mmのものがほとんどのようです。 我が家はニチハで検討しましたので、サイディングはニチハのものを元にして書きます。他者のものは、また細かいところで違ってくるかもしれません。 ALCかサイディングか? 我が家なりに調べて、それぞれを比較してみました。 1.耐火性 これはALCのほうが優れていると思っていました。でも埼玉県民共済住宅部の標準で入っているニチハのモエンエクセラードシリーズの場合は、耐火等級の最高レベルである4等級に適応しているとのことで、サイディングだから火に弱そうということもなさそうです。 2.遮音性 これはやはりALCのほうが優れているようです。ただ音というのは壁だけでなく、窓などの開口部から入ってくる部分が多いので壁だけ遮音性が優れていても・・・という部分はあるようです。 3.見た目 好みにもよると思いますが、外観に重厚感・高級感が出るのはALCだと思います。やはりもともとの厚みが違うからなのでしょうか?ただサイディングもオプション料金をかければ、厚みのあるものは存在します。 デザイン的に懲りたい場合は、やはり色柄豊富なサイディングということになると感じます。 4.防水性 これはサイディングのほうが優れているようです。ニチハの場合「外壁通気構法」という施工法で、内部結露と雨水の浸入を防止するそうです。ALCパワーボードの場合は、表面に吹き付けた塗料のみで防水しているそうでこの塗料に傷がつくと、そこから水分を吸収してしまうそうです。 5.火災保険料 ALCの場合は、火災保険料が半額になると言われています。ただサイディングの場合でも、使用するサイディングによっては火災保険料が割引になるようです。 6.施工性 ALCが現場での吹き付けで色をつけていくのに対して、サイディングは出来上がったものを運んでくるといった具合なので、施工自体はサイディングのほうが簡単でムラが出ないように思います。ただALCもサイディングも構造体に留め付けた際につなぎ目をコーキングしなければならないのは同じです。 我が家の場合 見た目の好みと火災保険料のことに魅力を感じて、当初はゼッタイにALCと思っていた我が家でした。価格もALCのほうが割高な商品だし、同じ標準なら高いほうを選んだほうがトク!という貧乏根性も働きました。 ただいろいろと調べていくうちに、無難なのはサイディングかなと思うようになりました。日本でのALCの歴史は40年ほど前から、サイディングの歴史は30年ほど前からになるそうなのですが、サイディングのほうが後発にもかかわらずここまで浸透しているのはそれだけ良いものだからという印象も持ったのです。 サイディングに決めたものの今度は標準内のどのメーカーにしようか迷いましたが、サイディングの最大手がニチハということ、標準品のモエンエクセラードなら塗膜10年保証のハイパーコートと雨で汚れを落とすマイクロガードがついていることが決め手になりました。 マイクロガードはクボタ松下の光セラに対抗心があるようで「太陽光が当たらない夜や日影部分でも効果を発揮!」と謳っています。ただこの点については、雨で汚れを落とすマイクロガードより、光で汚れを分解してしまう光セラのほうが強力だと思うのですが・・・。日陰=光セラの効果なしってことはないでしょう^^; 正直、ニチハのマイクロガードとクボタ松下の光セラが選べたら光セラにするところなのですが、そうなるとなんせオプション料金がかかってきてしまうので妥協しました(笑) 外壁なので使用する面積が広く、かなりのオプション額になってしまうだろうと予想したからです。 ちなみに我が家が選んだのは、2007年4月から標準品に入ったニチハのモエンエクセラード16・パルムボーダー調のパルムクリアホワイトです。 全部ではありませんが展示品の写真を撮ってきましたので、よかったら参考にしてください。 ⇒外壁材の写真はこちらをクリックしてください。 参考サイト ニチハ株式会社 外壁シュミレーションで色のバランスを確認できます。またショールームに間取り図・立面図などを持参すると、希望の外壁材・幕板の組み合わせでシュミレーション画像を作ってもらうことができます(要数日間)。 旭化成建材株式会社 ヘーベルパワーボードの詳しい説明が見られます。東京にある建材galleryの予約フォームもあります。 中西工務店 静岡県の工務店。「建築情報感」カテゴリーにある「ALC工法の注意点」が、実際の経験に基づいた話でとても参考になりました。
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